案内状Photo(岩下様)

案内状Photo(岩下様)

H21年 祭礼案内状  毎年送られてくる高水山祭礼案内状の写真が素晴らしいのに常々感心していました。そこで、今年高水山に出かけたおりに、どなたが撮っておられるのか聞き、できたらこれらの写真を頂きたいと思っていました。
 今年も自作の笛を3管ほど奉納したおりに、信徒中の代表者の方に早速写真の話をしました。そしたら、すぐにプロの写真家の岩下様を紹介して下さいました。道理で一瞬の動作の切り取りやその構図が見事なわけです。
実は、お名前は存じ上げなかったのですが、岩下様とは今までも高水山か麓の常福院で数回お顔をあわせていました。毎年、地元の民宿「やまじょう」さんに泊まりながら、前日の揃いから本祭礼まで来られておられます。また、地元の保存会の方たちとも深く交流されており、一緒にお酒を飲むこともしばしばとのことです。プロの写真家・民俗芸能の研究者という面からも、獅子舞や郷土芸能についての造詣が深く、高水山の場合も獅子舞役者による巧拙はもちろん舞いの個性まで把握しておられます。
 写真についてうかがうと、安易にシャッターを切るのではなく、場面に合わせて自分なりの制約を課して撮っているとのことです。高水山の場合は、案内状(ハガキ)のこともあり縦位置でとるようにしているとのことです。
 高水山はもちろん各地の郷土芸能・民俗芸能の記録を通して、日本の文化財の価値を広く啓蒙して下さり、深く感謝申し上げます。

案内状Photo(岩下様)
R5年
祭礼案内状

令和5年案内状の写真
女獅子隠(めじしがくし)

令和5年は新型コロナも僅かながら収束の兆しが見え始めたことから、規模を縮小し獅子舞を奉納することになりました。本年は前日の揃いは行わず、9日(高水山不動堂前)のみの奉納になります。

令和2年案内状の写真
不動堂(ふどうどう)

令和2年は新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、獅子舞の奉納は中止になりました。当日は地元関係者による祈願祭が執り行われます。

R2年
祭礼案内状
H31年
(令和元年)
祭礼案内状

平成31年(令和元年)案内状の写真
女獅子(めじし)

高水山の女獅子です。 大太夫、小太夫と比べて若干獅子頭が細めで鼻の穴も小さい特徴があります。

平成30年案内状の写真
宮詣り(みやまいり)

獅子舞奉納に際し最初に宮詣りが行われます。 不動堂に三回お参りをしますが、だんだん獅子の動きが大きくなっていきます。この写真は最後のお参りだと思われ、この後に第一庭の御幣懸が奉納されます。

H30年祭礼案内状
H29年祭
礼案内状

平成29年案内状の写真
揃い(ぶっ揃え)

各演目の最初に行う揃えです。向かって左から小太夫、女獅子、大太夫の順番に並んでいます。

平成28年案内状の写真
太刀懸(白刃)(たちがかり しらは)

「白刃(しらは)」という最後の演目の一場面です。大太夫と小太夫は太刀遣いから預かった刀を口にくわえ、「自分の刀の方が良いだろう」と互いに自慢しながら見せ合います。
刃のついた本物の真剣なので、安全面からも舞人が水引幕ごしに直接くわえています。
歯が丈夫で体調も万全でないと務まらない演目です。

H28年 祭礼案内状 白刃
大太夫(おおだゆう)

平成27年案内状の写真
大太夫(おおだゆう)

大太夫(おおだゆう)という雄獅子です。(高水山ではこの獅子を”たゆう”と呼ぶことが多い)
獅子の姿勢や羽のなびき方から見て、終盤の歌の場面だと推測します。
高水山の大太夫は黄金色で角はねじれ角です。鼻の穴が大きいことから獅子頭としては古いタイプであることが分かります。
黄色のちり紙が鼻の穴に詰められています。
 (写真は案内状の複写です。)

平成26年案内状の写真
小太夫(こだゆう)

小太夫(こだゆう)という雄獅子です。「女獅子隠」では大太夫(おおだゆう)のライバルとなりますが、大太夫よりも若い獅子で、演目によっては大太夫と女獅子の息子と見なされる役割も演じます。
手甲をしてないので、前日に麓の常福院で行われる揃い(練習仕上げのリハーサル、オペラ等のゲネプロに相当する)の一場面だと思われます。

H26年 祭礼案内状 小太夫
御幣懸

平成25年案内状の写真
御幣懸(おんべいがかり)

最古参の役者が狂う(舞う)第1庭の御幣懸です。その中でも黄金色の獅子(大太夫)を演じる役者がその年の最上級の獅子舞役者となります。
高水山で使う御幣は「赤色」「紺色」「黄色」の三色の色紙でできおり、各獅子の腰にはさむ御幣もこの色となります。
六つの庭(演目)の中で最初に演ずる「御幣懸」は特に重要な意味を持ちます。
 (写真は案内状の複写です。)

平成24年案内状の写真
不動堂に安置された獅子頭および獅子舞用具

水引幕の紋章は「鶴丸」の紋です。下名栗でも鶴丸紋が使われていることから考えると、高水山では下名栗に獅子舞を伝える前から鶴丸紋を使っていたことが推 定されます。場合によったら、獅子舞創始期から鶴丸紋だった可能性があり、何らかの意味があったのかも知れません。

不動堂に安置された獅子頭および獅子舞用具
大太夫

平成23年案内状の写真
花を背景にした大太夫 (麓の揃いより)

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平成22年案内状の写真
ふもとの常福院で前日に行われる揃い(練習仕上げのリハーサル、オペラ等のゲネプロに相当する)の一場面。 出始(デハ)の場面だと思われます。

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出始(デハ)の一場面
不動堂内 獅子頭等

平成21年案内状の写真 
 祭礼の始まる前、不動堂に安置された獅子頭および獅子舞用具

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平成20年案内状の写真
前日にふもとの常福院で行われる揃いの一場面です。バックに見える山並みはもちろんのこと、獅子が手っ甲をしていないことからも前日の揃い(練習仕上げのリハーサル、オペラ等のゲネプロに相当する)であることが分かります。

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揃いの一場面
女獅子隠しの一場面

平成19年案内状の写真
女獅子隠しの一場面
小太夫(黒色の獅子)が女獅子と大太夫(黄金色の獅子)の居場所を見つけだし、これから女獅子を誘い出そうとする場面

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